3月26日 「大統領の映画」
 
 昨夜NHK衛星で放送した「米大統領の愛した映画」は面白かった。アメリカの歴代大統領と映画との関わりを扱った番組だが、こうしてみるとアメリカの歴史と映画には昔から非常に深い関わりがあることが分かる。何てったって、映画俳優が大統領になる国だ。映画を積極的に利用する大統領もいれば、毛嫌いして検閲する大統領もいる。映画の原作小説を書いた(もちろんゴースト・ライターだけど…)大統領だっているのには驚く。
 
 最後にホワイトハウスで上映された映画の歴代ベストテンを発表していた。1位は「真昼の決闘」で、孤立無援の主人公の立場が大統領職のイメージと重なり、何となく分かる。しかし2位が「日本人の勲章」というは、かなり意外だ。もっとも、この二つは「赤狩り」と「日本人の強制収容」というアメリカの汚点に深く関わりがあるから、過去の過ちを再び犯すまいという意図が込められているのかも知れない。
 
 ちなみに1位の「真昼の決闘」だが、監督は一応フレッド・ジンネマンということになっている。しかし彼が撮ったのは1シーンだけで、殆どカール・フォアマンが撮ったそうだ。実はフォアマンは赤狩りを逃れるため、最後のシーンを残してアメリカを去らねばならなかった。その辺りの状況は、デニーロ主演の「真実の瞬間」で観ることが出来る。



 3月27日 「まいっちんぐ!」
 
 もう行くことはないと思っていた友人の結婚式に行くことになった。何しろ驚愕の出来事だ。どういう意味かは秘密だけれど、とにかく「まいっちんぐマチ子先生」の作者えびはら武司クンの結婚式に出席する。
 

まいっちんぐ
限定
フィギュア
 披露宴は司会がイジリー岡田だったりして、かなり華やかな雰囲気だ。藤子プロ時代の先輩、「ねこまんま」の高峰至クンが友人を代表してお祝いの言葉を述べた。祝辞を述べながら、あれよあれよと手品を披露。なかなか上手いじゃないかと感心していると、今度はその手品のネタを作った会社の社長が本格的な手品を披露。空手のバット折はあるわ、生まいっちんぐはあるわで、なんとも型破りな披露宴だった。
 
 披露宴の帰り、思わず高峰クンと溜息を漏らす。「う〜〜ん、疲れた!」


 
 3月28日 「ウィルス蔓延!」
 
 プロバイダーがウィルスチェックの無料サービスを始めたので、早速申し込んだ。もともとインターネット・セキュリティーを入れてあるから、二重のウィルスチェックをする事になる。これで万全と思ったのだが、今度は感染メールの他にウィルス感染報告のメールまで来るようになって、結局ウィルス関連のメールが倍に増えてしまった。しかも「.com」から転送されて来るメールも倍になって、倍の倍で4倍!ひょえ〜〜っ!ウィルスには感染しないものの、無駄なメールだらけで困った困った。設定を変えなければならないだろうなぁ。



 3月29日 「掴みはOK!」

 今朝からNHKの連続テレビ小説「天花」が始まった。注目はなんと言っても主役の天花を演じる藤澤恵麻だ。「non-no」の専属モデルで、演技をするのは高校の演劇以来という新人。それがいきなりNHKの朝ドラ主演に大抜擢だ。雑誌では見覚えがあったが、動く絵も声も全く未知だった。でも番組を観て、成る程と納得した。実に初々しくて役者っぽくなく、まさに天花そのもの。こういう逸材は滅多に現れないので、どうかNHKで大事に育てて欲しいと思う。しばらく民放にも映画にも出て欲しくない気がする。
 
 さて今夜からはお待ちかねの「緊急救命室ERⅨ」が始まった。前シーズンの最終話で病院が謎の病原菌に汚染されてしまい、これからどうなるのか気がかりだったが…、何と何と今回はいきなり前代未聞のもの凄い事が起きてしまう。いやぁビックリだ!あまりの衝撃に、思わずTVの前で叫んでしまったぞ!さすがER。いきなり視聴者の心を鷲掴みしてくれた。こりゃ、次回が気になって気になって仕方ないじゃないか!一体どうなってしまうんだ!?