DECEMBER 2009
Diary

12月1日「引っ越しだ!」

 12月1日は映画の日ですが、今日は映画館には行きません。なぜなら今日は引っ越しの日だからです。
 このくそ忙しい時期に引っ越しだなんて、なんて素敵なことを思い立ったが運の尽き。まあともかく、前から引っ越しを画策していたのがこの時期までずれ込んでしまったワケで、こうなったら何としても今年中に引っ越しを済ませたいと、半ば意地になって敢行したのでしたが、これほど大変なことになろうとは…!
 私は四柱推命によると「駅馬」の相があるそうで、そもそも一つの場所に定住しないらしいです。そのくせ物持ちが良いものだから始末が悪く、膨大な荷物を抱えて引っ越しを繰り返すハメになります。なんとも効率の悪いことですが、これも性分だから仕方ないです。
 でも、ひとつだけ良いことがあります。毎回余分な荷物を処分する必要に駆られて、溜まり溜まった膨大な荷物の整理を行うことで、色々と新しい発見があるのです。もちろん、同じ本を3冊も買っているとか、同じタイトルの映画をビデオやLDやDVDで何枚も持っているとかいう負の発見もあります。でも、昔描いた漫画の下書きやアイデア帳とかを掘り起こして久しぶりに読み返してみると、なかなか新鮮な趣があって驚かされるんですね。はっきり言って面白いんです。昔はこんな事考えていたんだななんて、正直今では思いもつかないアイデアに「やっぱ、天才だ!」とビックリするやら、思わず腹を抱えて大爆笑するやらで、新鮮な感動を覚えます。そして、それに勇気づけられて、また新たな製作意欲がわき出てくるんですね。
 ともかく、そんなこんなでこの年の瀬を前にして引っ越しを敢行しました。今まで住んでいた横浜市とももうおさらばして、ついに川を越えて、晴れて東京都民になりました。しかもゴジラ発祥の地の近くです。ついでに言えば、私が十数年前に死にかけた地でもあります。考えてみれば、ゴジラが初めて上陸した地に生まれ、回り回ってようやく発祥の地に帰って来たという感があります。そう思うとつくづく感慨深い。安住の地に定住する日も近いかも知れません。