OCTOBER 2006
Diary

 10月31日 「STAY」
 DVDで鑑賞しました。何だかね、ユアン・マクレガーやナオミ・ワッツ、ライアン・ゴズリング、それにボブ・ホスキンズも出ているしキャストは豪華ですよ。撮影も綺麗ですね。アイデアも着眼点もなかなか面白いんですよ。でもこの話には納得できませんね。話の内容からして、辻褄が合わないなんて言っちゃいけないんでしょうかね?そういうもんだと言われたら、納得しなくちゃいけないのかなあ?もう、これはトンデモ映画に紙一重という作品ですね。
 見終わった印象は良いですけど、なぜかジワジワと染み出すワダカマリ。この憤まんの原因は何かと思ったら、やっぱり随所に見られる意味ありげな演出の数々ですね。これを見た時、私はDVDプレイヤーが故障したのか、それとも編集ミスかと思いましたよ。監督は斬新な表現で、画面のあちこちに伏線を張ったつもりでしょうが、それに溺れてはいないでしょうかね?
 そうだ、そういった小賢しい演出意図が見え見えな所が、このワダカマリの原因なんだ!だって、結局その小細工が全く無意味なんですからね。キャストも映像も素晴らしいだけに腹が立ってしまいます。でも、何度も言いますが、観た直後の印象は良いんです。何だか不思議な作品ですね。