AUGUST 2006
Diary

8月12日 「LOST」
 ようやく「LOST」の第1シーズンを見終わりました。 事故で、ある島に不時着した旅客機の生存者48人。彼らを待っていたのは、島で起こる不可解な現象や事件の数々でした。森にいる、姿の見えない何かに怯えながらも、彼らは島でのサバイバルを迫られます。
 
 それにしても、この島は何かおかしい。有り得ない動物や、有り得ないものが、そこには存在するのです。生き残った乗客たちも、何かいわくありげなキャラが揃っていて、人種も国籍も様々です。しかもそれぞれが、過去に他の者と微妙な接点をもっているらしいのです。そのような人々が、この島にほとんど無傷で生き残ったというのは、なんという偶然でしょう。いや、もしかしたら、何かの意図があって、彼らはこの島に集められたのかも知れません……。
 
 まさに謎が謎を呼ぶ展開。毎回起こる、驚くべき事件と強引なまでの「引き」が、とにかく観る人の興味を惹き付けて放しません。次回が気になってしょうがないので、一度観たが最後、見続けるしかありません。この感じ、「24」に通じるモノがありますが、このシリーズの場合は、何か救いようのない悲壮感が漂っています。この空虚な思いを埋めるべく回を重ねて見続けても、後に残るのはやはり喪失感(これがLOSTなのか!)。心にポッカリ空いた穴は決して埋まることがないのです。
 
 本国アメリカではすでに第3シーズンだとか聞いたら、やっぱり永遠に続く無限ループなのかと、いやな想像をしてしまいます。が、第1シーズン最終話を観た感想は、まさにそのものズバリでした。私は画面の前で、しばしぼう然としてしまいました。くくっ、そんな…、今度は「ザ・キープ」かい?「ザ・ビーチ」かい?
 
 「LOST」…失われた私の時間を返せ!でも、やっぱり第2シーズンも観てしまうんだろうね。