JUN 2005
Diary

6月28日 「特別講義」
  暑い最中、アミューズメントメディア総合学院で特別講義をするために、久しぶりに渋谷にでかけました。いや、それにしても暑い。学院にたどり着く頃には、もう全身汗でビッショリです。
 
 この学院では去年も講義をしましたが、話したいことが山程あるので、どうも取り留めのない話しになってしまいました。今年は話の内容を整理出来るように事前にデータをCD-ROMにまとめてきましたが、あいにく機械が上手く動かなかったので、やっぱり今年も去年と同じようなことになってしまいました。
 
 話の内容がちゃんと伝わったかなと心配でしたが、熱心な生徒はさすがに私の話を少しも漏らすまいと聞いてくれていたようです。授業の後で質問に来た生徒のノートを見せてもらったら、素晴らしいことに話のポイントをしっかり押さえていました。
 
 私の講義は漫画家になるための極意が沢山詰め込まれているので、これから実践の場で、もの凄く役に立つことでしょう。熱心に聞いてくれた生徒は、元々見込みのある生徒ではありますが、恐らく今日の講義でプロへの道を100歩は進んだことでしょう。
 
 熱心な生徒がいることは教える方にとっても嬉しいことです。折角ですから生徒の原稿も見せてもらって、色々とアドバイスしてあげました。結構きつい課題も提起しましたが、その課題こそ上達への近道です。それを乗り越えたら、技術も精神も飛躍的に上達するはずです。
 
 でも考えてみると、喜んではいられません。なにしろ、もしかしたら2人ぐらい、将来のライバルを作ってしまったかも知れないのですから。