6月19日 「カンパニー・マン」
 
 川崎市民ミュージアムの細萱クンが運送業者の人達とやって来て、「フランスコミック・アート展」に貸し出す絵を搬出した。この展覧会は川崎の後地方の美術館でも行われるらしいので、貸し出した絵は、これから半年くらい各地を転々と巡回する予定だ。まあ、家で眠っているより、多くの人に観てもらった方が絵も本望だろう。
 
 今日は新作DVDが出る日なので、新横浜のビックカメラに出かけて、予約していたDVDを受け取る。「ピノキオ」を予約したらコンペイ糖が付くというので、冗談かと思ったら本当に付いて来た。ふと見るとIVC版の「ロスト・ワールド」(1925年)があった。時間も63分と日立インター・メディックス版の59分より長い。音楽もまともだろうから一応ゲットしておく。でも本当の上映時間は93分だから、これでもかなりカットされているのだ。果たしてノーカット日本版はいつでるのだろうか?
 
 今一つの収穫だったので、帰りにTSUTAYAに寄って新作DVDを何枚か借りる。家に帰って、気になっていた「カンパニー・マン」を早速観てみる。「キューブ」の監督だから一筋縄ではいかない内容だろうと思っていたが、本当にそうだった。原題は「CYPHER」だが、映画を最後まで観ると、この邦題もなかなか秀逸で良いと思う。「キューブ」の時もそうだったが、一見雑なCGを逆手に取った演出の罠に、ついつい引っかかってしまった自分が口惜しい。ルーシー・リューが美しく見えるかどうかで、評価が分かれるような気がするが、DVDのデザインによっては、是非買わなければならない1枚になるだろう。